小生日記

底辺サラリーマンの日々を綴ります

「死にがいを求めて生きているの」朝井リョウ

どうも小生です

 

正月休み2日目

 

午前中は図書館から借りてきた本を読んでいました

もちろん正月三が日は休館していますがそれを見越して借りてきているのです

正月は割と時間がありますから本を読むにはうってつけです

 

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朝井リョウ氏は直木賞受賞作「何者」を読んでから手に取って読むようになった作家さんです

普段見落としてしまいそうな些細な感情を拾い上げて巧みに文章にするのが上手いと毎回感心させられます

 

この作品の中でも「心の、中心点からの絶対値が欲しかった。」という一文があるのですが読んだ瞬間思わず声が漏れました

これほど的確に表現できるのか…文章で

脱帽としかいいようがない

小生もそんな絶対値ほしいですわ

共感の嵐

 

この言葉は全労働者に刺さるのではないのでしょうか

毎日の仕事を消化していくだけの毎日、過ぎ去っていく季節を俯瞰的に眺めていると自分の中での大切なものを忘れてしまったような感覚があります

絶対これをしたいんだ!っていう熱い思いがなくなる

絶対なんてないだ…って悟ったふりしてただただ諦めただけ

「絶対」より「現実的な良いもの」を選択する

その選択は間違ってないけど正解でもない…振り返ってみるとそう感じます

 

子どもの頃は多分あったと思うのですよ

よく覚えていませんが…

いつの間にかなくしちゃったのかな…

 

そういうのもっと大事にするべきだったのかな

なんで手放しちゃったのかな

大切にするやり方を知らなかったのかな

なんかそんなことばかり考えました

 

自分の中の絶対値を見つけられた人は是非それを大切にして欲しい

苦しくても手放さないで欲しい

 

小生の切なる願いです