どうも小生です
人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念
ブルース・フッド
人はなぜ物を欲しがるのか:私たちを支配する「所有」という概念 | ブルース・フッド, 小浜杳 |本 | 通販 | Amazon
最近モノを買うときによく考えるようになった
これは本当に必要なモノなのか?他のモノで代替できないか?本当に欲しいモノなのか?
あれこれ考え出すと止まりません…
そして結局買わないという選択をすることが多くなった
そのときふと思ったのですよ
なぜ必要のないものまで欲しいと感じてしまうのだろうって
この社会は本当によくできています
人が知らず知らずのうちに必要のないものまで欲しがるように社会全体がそんな雰囲気になっているような気がする
この本に出てくるある一節がハッとさせられました
”イギリスの道徳哲学者ジェレミー・ベンサム「所有を成り立たせている関係を、イメージや絵画、目に見える特徴として表現することはできない。所有は実体のあるものではなく、形而上学的なものなのだ。頭の中にある概念に過ぎなのである」”
モノは実在するのに所有してるかどうかというのは人間が勝手に思い悩んでいるだけなのです
モノは変わらずそこにあるのに…
つまるところ人が勝手に「これは所有しています!」と主張しているだけ
そしてそれさえも時の流れの中に消えていきます
当たり前と言えば当たり前なのですが…人ってそんな束の間の物を欲しがるのですね
なんか儚い存在だよね…涙が出てくるよ
人は何も持たずにこの世を去ります
所有というのは最終的には無意味な追求なんだと思います
自分の中の隠れた欲望に気づけた気がする
新しい気づきがある、自分がアップデートされるような感覚を抱くような本ってとっても貴重です
この本を読んで良かった
皆さんも読んでみてください
新しい気づきがあると思いますよ