どうも小生です
嬉しいことがありました
市民公民館でときどき絵画や彫刻などの市民が作った作品を展示する美術展が開催されています
小生、絵を描いたりはしないのですが絵を見るのは好きなのでよく足を運びます
そこで中学の時の美術の先生に邂逅しました
だいたい15年ぶりですね
当時絵を描くのがお世辞にも上手くなく美術自体はそんな好きでもなかったのですが、先生の人柄が好きでした
田舎の中学だったのでヤンチャなヤンキーみたいなのが出現したりするのですが多くの教師は見て見ぬふり、放置が多いんです
でも先生はしっかり向き合うんです
それが当時の小生にとって驚きでした
だって関わったら絶対面倒くさいじゃないですか、それに関わることでメリットってあんまりないじゃないですか
教師としての責任感がそうさせたのでしょうか、そうだとしてもすごいことです
小生、仕事でそんな面倒くさいやつがいたら絶対自分から関わりにいきません
いつしか田舎ヤンキーも美術の時間はおとなしくなっていて「これが人心掌握術か!」と衝撃を受けました
まあ当時からコミュニケーションをとるのが上手くなく、教師と話すのはガリ勉でスマートじゃないみたいな謎の価値観に支配されていたので積極的に話をした記憶はありませんが…
そんな先生が割と好きでしたので小生は一目で分かりましたが、まあ普通覚えていると思わないですよね
それが先生の方から話しかけてくれ名前まで覚えていてくれました
いや小生ほんと有名人じゃないんですってただの陰キャですって
こんな嬉しいことはありませんよ
何が嬉しいのかって学生時代の小生を認知していてくれたのが嬉しいのですよ
家が貧乏でお小遣いをもらったこともなくみんなの話題についていけない、みんなが持てるものを一人持っていない、今よりずっとコミュニケーションとるのが下手で自分にも自信がない、そんな小生にとって学生時代はまるごと黒歴史みたいなものです
特に中学校時代というのは人間不信の塊に近い状態でした
その現状に対して小生が対抗できるすべもなくただ自分の殻に閉じこもっていました…
空白期間何年あるんだよって感じですがしょうがないじゃないですか、これでも当時は精一杯だったのですから
そんな黒歴史期間のことを認知してくれており、それを分かっていてなお話しかけてくれる先生の存在が嬉しかったのです
まあ小生の心の内など先生は存じ上げていないでしょうが
先生という存在を通して初めて黒歴史と和解できた気がしました